大手結婚相談所に感じる違和感：個人経営だからこそできること

結婚相談所の運営をしていると、大手結婚相談所に入会したけれど「思ったのと違った」と感じる方の相談を受けることがよくあります。大手には大手の良さがあるものの、「本当に会員のためになっているのか？」と疑問に思う場面も少なくありません。今日は、個人開業の結婚相談所を運営している立場から、大手結婚相談所ではカバーしきれないポイントを掘り下げてみます。

会員No.がないと対応できない？

「〇〇相談所に入っていたけど、担当に相談しようとしたら会員No.を聞かれた」という話をよく耳にします。確かに大手は会員数が多いのでシステム管理が重要なのは理解できます。でも、「会員No.がないと誰かわからない」のはどうなんでしょう？
個人で運営していると、会員の顔と名前、性格、活動状況をすべて把握しているのが当たり前。データとしての管理ではなく、一人ひとりの人生を預かる姿勢があるからこそ、細かい部分までサポートできるのです。

活動状況を即答できないサポート体制

「〇〇さんの申し込み状況どうなってますか？」と問い合わせても、「確認して折り返します」と言われることがあるそうです。これは、担当者が多くの会員を抱えていて、一人ひとりの状況を把握しきれていないから。
個人経営なら、会員の婚活状況をリアルタイムで把握しているので、「〇〇さんからの申し込みは〇件、先方からの反応は△△です」と即答できるのが普通。会員にとっての最適なタイミングを逃さずアドバイスできるのは、個人相談所ならではの強みです。

営業時間に厳格すぎる

「仕事終わりに相談したいけど、営業時間が終わっている」「土日に動きたいのに、サポートが受けられない」――大手の結婚相談所は営業時間が厳格で、柔軟な対応が難しいことが多いです。
個人の相談所なら、会員の活動時間に合わせたサポートが可能。もちろん、こちらにも生活はありますが、「会員の婚活が上手くいくためには、いつサポートするのがベストか？」を第一に考えています。

営業とサポートの担当が違う

大手では「入会のときに対応してくれた人と、その後の担当が違う」ということがよくあります。入会時には「サポートします！」と言われたのに、いざ活動が始まると別の人が担当になり、「前に話したことを知らない…」なんてことも。
個人相談所では、最初から最後まで一貫してサポートするので、会員の婚活の流れを深く理解できます。途中で人が変わると、会員の背景や想いが十分に伝わらず、的確なアドバイスが難しくなるものです。

結局、会社のために働いている？

大手の相談所は、カウンセラーやアドバイザーも会社の一員。どれだけ熱意があっても、結局は「会社のルール」や「売上目標」に縛られがちです。
個人経営の場合、すべての判断基準は「会員の幸せにつながるかどうか」。結婚相談所は「ときめき」や「刺激」を提供する場所ではなく、「安心感」や「信頼関係」を築ける相手を見つける場所です。だからこそ、数字に追われず、一人ひとりの人生に寄り添ったサポートができるのです。

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まとめ：結婚相談所は「会員のため」にあるべき

大手の結婚相談所が悪いわけではありません。規模が大きい分、システムが整っていたり、ネットワークが広かったりと、強みもたくさんあります。
でも、「本当に会員のためのサポートができるか？」を考えたとき、個人相談所の方が柔軟で、より深く寄り添える部分が多いのは間違いありません。

婚活を成功させるために大切なのは、「どの相談所が有名か」ではなく、「どこで自分に合ったサポートが受けられるか」です。大手か個人かを選ぶ前に、自分に必要なサポートが何なのかをじっくり考えてみてください。