
「相性がいいはずなのに、なぜか噛み合わない」。
婚活のプロフィールや初対面の会話で、今も当たり前のように使われている血液型性格診断。
「A型同士だから合いそう」
「B型は合わないって聞くし…」
判断材料が多い婚活において、血液型は“わかりやすい指標”として重宝されてきました。
しかし、その便利さが、結果的に出会いの質を下げている可能性について、考えられることはほとんどないのです。
目次
血液型性格診断は、そもそも根拠がない
学術的には、すでに否定されている
血液型と性格の関連性については、国内外で数多くの研究が行われていのですが、結論は一貫しています。
「血液型と性格に有意な相関は認められない」
日本では1933年に学術的否定が出ており、1990年代以降の統計研究、2010年代の国際比較調査でも結果は変わっていません。
それでも日本だけが信じ続けている
実は、血液型性格診断を現在も広く信じているのは、ほぼ日本だけです。
これは科学の問題というより、文化と習慣の問題だと思われます。
・会話を円滑にしたい
・相手を早く理解したい
・判断を簡略化したい
こうした欲求に、血液型は都合が良かったのです。
「エンタメ」として広まったものが常識になった
1970年代以降、血液型性格診断は娯楽として再流行しました。
2000年代には「自分の説明書」ブームにより、自己紹介ツールとして定着。
その結果、「信じている人が多い=正しい」という錯覚が生まれました。
婚活で血液型判断が危険な理由
本来見るべき情報が後回しになる
婚活で重要なのは、
・生活スタイル
・金銭感覚
・感情の共有
・コミュニケーションの姿勢
これらは時間をかけないと見えませんし、血液型4種で用意に分類できるものではありません。
しかし血液型に頼ると、簡単なラベルで理解した気になってしまいます。
「合わない前提」を自分で作ってしまう
「B型は合わない気がする」
「AB型は難しそう」
こうした先入観は、相手の言動を好意的にも、否定的にも歪めて解釈してしまいます。
結果として、本来なら問題にならなかった違和感を「やっぱり血液型だ」と確信に変えてしまうのです。
相手からも同じ目で見られている
血液型で相手を見るということは、自分もまた、血液型で判断されている可能性を受け入れるということ。
・几帳面であるべき
・空気を読むべき
・こういう性格のはず
そんな根拠のない期待や失望が、関係性を不自然にしてしまいます。
それでも使われ続ける理由と、その問題点
「親切」のつもりで使われている
結婚支援サイトや婚活サービスに、今も血液型欄が存在する理由は単純です。
「相手を選びやすくするため」という善意ではないかと考えています。
しかし、これは事実に基づかない情報を判断材料として正規化していることでもあります。
思考を止めるラベルは、判断を鈍らせる
血液型性格診断の最大の問題は、「考えなくて済む」こと。
一度ラベルを貼ると、「相手を観察する努力」「対話する姿勢」「すり合わせる思考」
が、自然と減っていきます。
婚活で必要なのは「わかりやすさ」より「確かさ」
血液型性格診断は、手軽で、会話に使いやすく、安心感もあります。
しかし婚活において重要なのは、わかりやすい物語ではなく、現実的に信頼できる判断材料です。
血液型は、その役割を果たしませんし、むしろ、判断を早め、可能性を狭めてしまいます。
「相性がいいかどうか」は、ラベルではなく、実際の関わりの中でしか見えてきません。
婚活ほど、簡単な答えを疑った方がいい場面はないと私は考えています。
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