2年以上の婚活でわかった、“恋愛気分”の落とし穴

「やっぱり“ドキドキする人”がいいな」
そう思っていたけれど、うまくいかない婚活が続くうちに、少しずつ見えてきたことがありました。
それは――“安心できる相手こそが、結婚にふさわしい”という気づき。

今回は、アプリ婚活に行き詰まり、結婚相談所を検討しはじめた30代女性のエピソードから、心の変化をたどってみます。

焦りの中で、手探りの婚活スタート

30代に入った頃、同僚たちが次々と結婚や出産をしていくのを目の当たりにし、「そろそろ私も…」という焦りから婚活をスタート。
まずは気軽な出会いを求めてアプリを利用してみたものの、メッセージが続かない、実際に会っても違和感ばかり…。
気がつけば2年以上が経ち、「そろそろちゃんと結婚を考えてる人と出会いたい」と感じ、結婚相談所や婚活パーティへの切り替えを考えるように。

恋愛のようなドキドキを求めていたけれど

「せっかく結婚するなら、好きになってから…」
「できれば恋愛期間も楽しみたい」
そんな気持ちをずっと持っていた彼女。でも、結婚相談所でカウンセラーと何度も話す中で、繰り返し伝えられたのはこんな言葉でした。

「結婚は“恋愛の延長”じゃなく、“生活の土台”なんです。」

最初はピンとこなかったその言葉も、何度かお見合いを経験し、様々な人と接するうちに、少しずつ心にしみてきたといいます。

“安心できる人”の大切さに気づいた瞬間

話していてホッとできる。
無理に話題を探さなくても自然と沈黙が心地いい。
「また会いたい」と思える理由が、“ときめき”ではなく“安心感”だったとき――
ふと、これまでの婚活の方向性が変わり始めたのを感じたそうです。

それは、条件やプロフィールでは測れない「一緒にいて心が穏やかになれる相手」と出会えたからこそ、わかったことでした。

恋愛がなくても、大丈夫。あなたの結婚はここから

恋愛のような高揚感がなくても、心がスッと落ち着く人との時間には、また違ったあたたかさがあります。
「恋愛を楽しみたい」という気持ちを否定する必要はないけれど、もし婚活に疲れてしまっているなら、一度“安心感”を軸に、相手を見てみるのもひとつの方法です。

大丈夫。あなたが「この人となら、自然体でいられる」と思える出会いは、きっとこれから。