結婚相談所の成婚率は“平均値”に過ぎない｜成婚できない層に入らなければ結婚できる理由

「この相談所の成婚率は〇〇％」――その数字を見て、「自分はその中に入れるだろうか？」と不安になる人も多いでしょう。でも、成婚率はあくまで“平均”。その枠の中で“成婚できない人”が一定数いるだけです。だからこそ、その“成婚できない層”に入らなければ、結婚の可能性は思ったより高くなります。

1 そもそも「成婚率」の数字が意味すること
2 “成婚できない層”に入らないための3つのポイント
3 あなたが成婚できる確率は0か100！
4 まとめ：成婚率の数字に踊らされず、“成婚できる層”に入る設計を

そもそも「成婚率」の数字が意味すること

公開されている成婚率は“全会員”の結果ではない場合が多い

多くの結婚相談所が「成婚率〇〇％」と掲げる数字は、大きく分けて２つあります。

１つは、一定期間の在籍会員数に対して、成婚退会した会員の比率。もう１つは、退会者における成婚者の比率。

歴史的平均をみると“10％前後”が現実的なライン

１つめの、一定期間の在籍会員数に対して、成婚退会した会員の比率。経済産業省が発表した過去の調査等では、会員全体に対しての成婚率は男性で約8〜10％、女性で約10〜12％というデータがあります。結婚相談所には「連盟」という大きな枠がありますが、実はこの「連盟」による大きな差はありません。

そしてこれは「すべての在籍会員」のうち“成婚できた人”の割合。見方によっては少なく見えるかもしれませんが、 このデータにも“努力すれば成婚できる人”が含まれているのです。

意外と重要な、退会者における成婚者の比率

2つ目の「退会者における成婚者の比率」は、特に小規模の結婚相談所を検討する上で、実は重要な数値と言えます。AIに聞いてみたのですが、全体平均は41.7%だそうです。
結婚相談所選びは、実はどの連盟か？ではなく、どの相談所か？が非常に重要です。同じ連盟に加盟しているなら、同じシステムなのだから、それほど差がつかないと思うかもしれません。ですが現実的には60%、70%と言った高い成婚率の結婚相談所もあれば、30%以下の相談所もあります。

“成婚できない層”に入らないための3つのポイント

条件ばかり追いすぎず“自分に合う現実”を見極める

高望みの条件だけで相手を探すと、紹介やマッチング数は増えても“成婚”には結びつきづらい。条件から探すと、せっかく順調と思える交際相手がいても、「他にもっといい人がいるかも」とふと考えてしまい、それを交際相手が察し、いとも簡単に終わってしまいます。

自分を貫きすぎるという危うさ

結婚生活はある種、しなやかさや柔軟さを発揮することの連続です。独身生活の延長ではないので、パートナーの考え方を受け入れたり、今までの自分とは違う考え方を育てていくことが日常です。婚活においても、「自分を貫きすぎる」危うさというものがあります。具体的には、自分自身は変わろうとしないで、先に進めないことをカウンセラーのせいにしてしまう人。

サポートを受け入れて“自分を見つめ直す”姿勢を持つ

実は、成婚率の高い結婚相談所は、会員の考えを尊重しながらサポートをしているので、考えを押し付けることはほとんどありません。もしもあなたが「押し付けられてる」と感じるときは、あなたが「自分を貫きすぎている」ときかもしれません。そんなときは、3ヶ月、いや1ヶ月だけでもいいのでカウンセラーの言葉に従ってみるのも一つの打開策です。

あなたが成婚できる確率は0か100！

相談所は数値の信頼性で選ぶ

結婚相談所の開業は簡単です。なんの経験もなくても、連盟にお金さえ払えば開業できます。ですので大切なのは、会員がいること、そして成婚実績があること。実は各連盟も、優秀な相談所を表彰する仕組みがあります。そのような実績ある相談所はホームページに必ずバナーが貼られていますので、確認してみてください。

あなたは「結婚したい」のか「幸せな結婚生活を送りたい」のか

実は初婚よりも再婚のほうが、結婚相談所での成婚率は有為に高いと言われています。これは結婚の経験がある人は、ゴールが結婚ではなく、「幸せな結婚生活を送りたい」という気持ちが強いから。条件でお相手を選び、結婚そのものがゴールになっていると、いつまで経っても百点満点の人は現れず、80点90点で妥協、60で諦めといったネガティブな思考に陥ってしまいます。